現在の状況の中に、未来の兆しが

今回は5年ぶりにある病院に診察してもらいに行くことで、『発見』したことを書かせていただきます。
以前発行してもらった診察券と保険証を持って、その病院の所在地に行ったのですが、移転しておりもとの建物は閉鎖されておりました。そこから少し離れた私鉄沿線沿いに同病院の新棟を建てていたのは知っていたのですが、まさか旧棟を閉鎖しているとは、思ってもいませんでした。
事前にホームページも見ていたのですが、それについても見落としていたようです。
何事もそうですが、やはり「意識しておかないと、見落とす、または聞き落とす」傾向が高いようです。
そして、旧棟の周辺に目を向けて気づいたことに、いくつかの調剤薬局が閉店していました。やはり、この病院の移転により、営業を続けてゆくのが困難になったものと思われます。逆に新棟の最寄駅そばには、規模は小さいものの、調剤薬局が隣接し、そのうちの一軒は9月から開業となっておりました。このことで連想したのは、大型自動車メーカーの工場周辺には、下請けの部品メーカーの工場が集中していることでした。
そういう意味では、病院と調剤薬局の関係も、一種の下請けの形態と言えるのではないかと。
そして、いざ新棟に到着し、受付にいったところ、再診受付用の自動受付機を見つけました。早速、診察券を入れて見たのですが、「このカードでは受け付けできません」との表示が出て、使えませんでした。その旨を係りの人に伝え、すぐに新しい診察券を発行してもらいましたが、5年も経てば、システムも変更しているのは当たり前で古い診察券は使えないことも十分ありえることを身を持って学びました。
ただし、以前診てもらった病歴や治療歴については、5年はおろか、初めて診てもらった13年前のものも全て記録、管理されて、コンピュータ端末ですぐに参照できるのは、さすがでした。
問診後に、一通りの検査を終え、その後の支払いも、受診書を最寄の窓口に提出するだけで、支払いの準備ができ次第、その窓口にあるモニターに
①窓口での支払い
②自動支払機での支払い
かを受付番号と色で識別できるようにしているという徹底した合理化で人件費を
削減している様子がうかがえました。
まさに、
「機械でできることは、機械にまかせ、人間は人間にしかできないことに注力する」ということでしょうか。
前者の範囲も日増しに広がっており、逆に後者の範囲がどんどん縮まっているのことを科学の恩恵ととるか、それとも機械による脅威ととるか、は要注意ですが。
こういった状況の中、ふと思ったのは、自動販売機の大型化、あるいは汎用化による駅売店やコンビニの完全無人化です。
①商品を仕入れる(在庫を補充する)
②商品を販売する
についても、コンピュータによって十分に可能になりそうですし、その記録から売れ筋の品とそうでない品の選別もお手の物でしょうから。
また、昨今のクレジット払いや電子マネーなどによる、支払いのキャシュレス化も大きな要因になりそうな気がします。

病院の受付、支払システムの考察から、話がかなり飛躍したかもしれませんが、
今後も気づいたことや仮説が浮かびましたら、紹介させていただきます。
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