鉄は熱いうちに打て•••相手の気が変わることも想定して

今日は口頭の約束ほど、あてにならないものはないことを実感することがありました。
社内で同僚が苦労して上位者に内諾をとりつけた案件があったのですが、やむを得ない事情で実行に移せなかったことがありました。
ようやく準備も整い、開始できるようになったことをその人物に報告し、取りかかろうとしたところ、「ちょっと待て」との指示が…
その理由を確認すると、時が経ち情勢が変わった。今から取りかかっても、当初見込んでいたような販売数量が達成できず、収益が上がらない可能性が高いので、この件は見送るように、とのこと。
正直今さら何を言うのか、という反発心を抑えながら、その根拠の数々を聞かされたのですが、私のような現場レベルの担当者からすれば、机上の空論にしか聞こえないのです。
「できない理由や失敗するリスクばかり並べたて、実行に移さない」
としか見えないのでした。
ここで感じたのは、
  1. 地位が高くなるに連れて、現場感覚が弱くなるのか、過去の事例や一般論ばかりを述べ、新しい挑戦を避けたがる
  2. 他の企画でもっと費用がかかり、採算が微妙なものを継続させている実情を見ると、納得できない
  3. こちらがこれまで費やした、労力や苦労については一顧だにしない。
  4. 自身の発言について、責任を持たない。(以前こちらが相手の理論の矛盾を指摘した時がなど『逆ギレ』されたことも)
などでした。
今回の苦い経験からの教訓は、
「口頭の内諾など、まったくあてにならない。必ず文書にしたものに承認の捺印をしてもらう」
ということです。
そして、例え準備が不十分であっても、「できるところから着手して、『外堀を埋める』」
ことも。
せっかく努力してきたことを無駄にしないためにも、こらからは、あらかじめ十分な策を講じておきたいと思います。
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