記憶力強化のアナログ的トレーニング

普段心がけている記憶力強化のトレーニングに、「あえてメモを取らない」というものがあります。
まだ十代の時にある本で読んだ、「旧陸軍のスパイ学校では、外国語の授業では、テキストが無いだけでなく、ノートをとることを認められていなかったため、その時その時、全神経を集中して教えられることを頭にたたき込んでいた」ということが強く印象に残ったのがきっかけです。
もともとスパイの最大の任務は、相手方の機密情報を盗むということです。しかもスパイと見破られずに、最小限の装備やアイテムを十分に活用し、自分自身の知力(脳力)を最大限に発揮することが求められます。
さすがに、普段の仕事でメモをとらずにいることはしませんが、通勤電車内やカフェなど聞こえた耳よりな情報は、頭の中に落とし込むイメージで記憶し、あえて、少したって別な場所に移動してから、思い出してメモに残す、というトレーニングを行なっています。これを続けいくと、瞬時にものを思い出すことができるようになってきました。
今はスマホなどをネットにつなげは、瞬時に情報を得られる時代ですが、それに依存し過ぎると、かえって記憶力だけでなく、思考力も弱めてしまう傾向があります。
スマホはあくまでツールにすぎません。それがないと知的活動ができなくなるのは、本末転倒ではないでしょうか。
それを防ぐための一環として、このアナログな手法をこらからも続けてゆきます。
f:id:pockkun:20150526225546j:image