一日に一つ『限界』を超える

普段実践している自重トレーニングの中に、懸垂がありますが、実は一番苦手なトレーニングでして、約二か月前に始めたころは、3回連続して行うのがやっとでした。他のトレーニングは、ある程度の回数ができるのですが、自分自身の全体重(現在57kg)が負荷となる、このトレーニングはどうしても思うほどできないのです。
アラフィフという年齢も考慮し、無理してケガをしてもしかたがないので、とりあえず、月1回ずつでも増やせればいい、と考えて、あせらずに、正しい姿勢で行うことを心がけた上で、他の自重トレーニングで必要と思われる各部のパワーアップに励むことにし、その結果5回までできるようになりました。
そうしている中、昨日動画サイトで「3つのコツ」を見つけて、それを実践したところ、ようやく今日6回連続できるようになりました。
そのコツはいたってシンプルなもので、
  1. ジワジワと上げない、スッと上げる
  2. 反動を使う
  3. リズムよく呼吸し、懸垂する
というものです。
自分自身、どちらかというとジワジワと反動を使わずに上げていた(回数重視でなく、パワーアップ重視ならこちらでしょうが)ので、体力を無駄に消費していたようです。
また、「使えるものは何でも使う」という視点で行けば、反動も立派な『ツール』になります。リズムよく呼吸することも動作をスムーズに行うことには必須です。
こうして見てみると、何事でも『コツ(ポイント)』をつかんで、それをいかにモノにするかで、目指す目標に大きく近づくことができます。それは、知的生産のカテゴリーでも同じことではないかと考えています。
どのように目標を達成させるか、常に戦略的な視点で考えて、実行してみることが必要です。
ただし、二点ほど注意しておくべきことがあります。一つ目は、「他者と比較しない」です。
自分より体力面や知的生産的に優れた人は多くいますし、その逆もまたしかりです。また、その状態も流動的かつ相対的ものですので、それぞれが逆転することも少なくありません。したがって他者と比較することは、はじめから
無意味と言えます。
重要なことは、「人と比較せずに普段の自分を実力(容量)をほんの少しだけ超えるレベルに到達すること」ではないかと思います。
二つめの注意点は、「コツ(ポイント)は状況によって変化することもあるので、そのオリジナルにこだわる必要はない」です。
人の能力レベルは、千差万別です。あるノウハウ(コツ)がその人に合うかどうかも、実践してみて初めてわかりますし、仮に予想したほど上手く行かないときは、他のノウハウを試してみるという柔軟性を持っておくことが大切です。
この二点を注意しながら、一日に一つ、自分の『限界』を超えてゆきたいと思います。
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