「玉石混交」の知識を『知恵』に変えるには

知っているのと、使いこなせるのは全くの別物、情報は前者では「知識」に過ぎず、後者になって初めて『知恵』になると考えています。
二つほど、例を挙げます。
⑴理系のための英語最重要「キー動詞 43」
昨日のブログの画像として、アップした本のテーマであった43動詞は全て、すでに知っているものでしたが、十分に使いこなせているかと言えば、はっきり"Yes!"と答えられるものは、ごくわずかです。その最大の理由は、積極的に使っていないかったからではないかと考えます。昨日、今日の二日間で学んだ内容を早速使い、自分のツールにしてゆきます。
⑵タクティカル・ブリージング(戦術的呼吸)
こちらも先日このブログで紹介させていただいた、「ペンタゴン式目標達成の技術   一生へこたれない自分をつくる」で最初のメソッド「呼吸」で取り上げられていた二つの呼吸法のひとつです。以下そのやり方の同書からの引用です。
  1. まず肩の力を抜く
  2. 鼻からゆっくりと、4秒息を吸い、その後4秒間息を止める
  3. 息を止め、4秒カウントした後、4秒かけて息を吐く
  4. 息を吐き終わったら、4秒息を止める
  5. ここまでを1クールとし、これを4〜5回繰り返す
(注)息を止める際に力を入れないように 注意しましょう。自然な呼吸の流れにそって、そ流れを一瞬中断させるようなイメージで行うように。
スナイパー(狙撃手)の呼吸トレーニングが元になっているということもあって、ストレスを感じたときや緊張下にあるときでも、短時間で「人間が最高の状態で心身を機能させることができるという心拍数115から145に収めることができる」と言われている効果も、実際に周囲の環境でストレスを感じた時に実践することで、実感する機会がありました。
よく言われるとおり、「他人は変えることはできないが、自分を変える(コントロールする)ことはできる」ですね。

このように、やはりどんな知識も使わないとそれが『本物』かどうかすらわかりません。
「効果を実感するには、実践あるのみ」
こうして、一つ一つの「知識」(石)を自らの『知恵』(玉)に昇華させてゆきます。
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