始めよければすべて良し スタートが肝心

三連休最後の今日は一ヶ月後にグランドオープン予定の最寄りの駅に直結の大型ショッピングモールの植樹祭に行ってきました。少し長くなりますが、そこで気づいたことや勉強になった点について書かせていただきます。

⑴スタッフの人数の多さ
一目で社員と分かる制服やTシャツなどを着ている方だけでなく、後ほど参加者チームのグループとなる番号のゼッケンを身につけた人の他、私服のスタッフの人がすごく多く、一般参加者との見分けがつかないほどなのでした。
まず受付けの場所を入口そばにいたスタッフの方に教えてもらい、その場所に向かう途中に3回ほど、同モールの母体会社のクレジットカードの申込書を渡されそうになりましたが、すでに入会済みでしたのでやんわりと断わりました。
受付でもグループ番号ごとに4、5名のスタッフがおり、抽選で当選した招待状ハガキを見せ、人数分の新品スコップ(持ち帰り可)と作業中の水分補給用に500mlサイズのミネラルウォーターを受け取ります。その後ハガキに書かれていた番号のチームに加わるのですが、集合場所まで誘導してくれる私服のスタッフも十数名いる様子で、我々も連れて行ってもらいました。
ともかく、スタッフの方の人数が多いのです。100人や200人といったレベルではないのでは、と思われました。
開会式の話にありましたが、近辺から約3,600名を雇用するとのこと、今日のスタッフの大半もその方たちかもしれませんが、これだけの人海戦術ができる資本力に驚かされました。

⑵チームごとの作業の段取りの組み方の違い
参加者は全部で30チームに分かれます。同モールの従業員の方たちがチームリーダー、及びスタッフとして、植樹祭に参加した一般客を引率し、白樫などの苗木を植え方を教えてくれるのですが、そのチームリーダーやスタッフの方の指導の仕方な段取りの組み方が少しずつ違うのです。
事前に開会式の後の全体での説明時で主催者招待の大学名誉教授やボーイスカウト的なチームの子どもたちが教えてくれた方法では、
①苗木の鉢の根の部分の一回り大きな穴を深さにして、1.5倍ほど掘る
②鉢の根の部分を水に浸し水を含ませておく。
③苗木を置き、穴を埋める
などでした。
我々のチームでは、スタッフの方が植えるための穴の開け方と距離スコップ2個分の等間隔をあける説明しながら、実際に穴を等間隔でどんどん掘ってくれるので、我々はそこにあらかじめ根の部分を水に浸しておいた苗木を植えて、穴を埋めるだけでよいのです。
他のグループでは、教えてもらった基本の順番どおり、自ら一つ一つ「穴を掘り、苗木の根を水に浸してから、穴に埋める」ところなどは、我々のグループに比べ時間がかかっている様子でした。
スタッフの方の話では、彼らも昨日実際に穴を掘り植えるところまで実習したとのことでした。そのため、実際にかかる手間と時間を見積もり、約一時間という時間内で植樹作業を終え、記念写真撮影まで終える段取りを立てていたようです。もし、時間内で終了できなかった場合、一般参加者が解散した後にスタッフの方たち従業員が最後まで仕上げないとならないとのこと。同僚であれば、ともかく、お客様となる一般参加者を急き立てて、作業させるわけにはゆきませんので、できるだけ参加者が作業しやすいように段取りしておくというスタッフの方の心遣いに感動しました。
実際には、苗木を全て植えた後、土の隙間が見えないぐらいに一面に藁を並べ、その後を等間隔に置いた竹を起点に縄を張り、藁を固定しました。そのように藁を敷きつめた理由は、これから寒くなる気候に合わせて、掛布団のような保温効果を持たせ、苗木を成長させるためとのことで、なるほどそういうことなのかと勉強になりました。
そして、最後には根に染み込ませた水の残りを敷きつめた藁を一面にまくことで終了しました。
このような体験は、遠い昔、小中学生のころにしたかどうかなので、とても良い経験になりました。

⑶参加者全員に配らた景品の内容
植樹作業が終了し、記念撮影して解散後に来場記念の景品をいただきました。
その中身は、

フリーザーバック
②除菌ウェットティッシュ
③ソフトスポンジ
④フルーツゼリーアソート
など、日常で使う消耗品と食材のプライベートブランド品各種とオリジナルキャラクターのクリアファイルに入れられた、
⑤カード入会キャンペーン申込書
⑥館内の映画館限定の映画特別鑑賞券
が、そのモールのブランド名のエコバックに入れられていました。
なるほど、自社のオリジナル商品を配れば、コストも安くなる上、宣伝効果もありますし、館内の映画館限定の特別鑑賞券を配れば、集客効果もあるわけです。
また、エコバックもそのブランド名のものがあれば、他の店では使いにくく感じ、自ずとそこの買い物で使うようになるという誘引効果もありそうです。
景品の内容一つ一つにも考えられたマーケティング手法を感じ、とても勉強になりました。
また、他のプライベートブランドのジュースやお茶、煎餅やクッキーなどの試飲・試食コーナーや企業活動についてのクイズコーナー(解答者には景品あり)もあり、招待客を対象に、商品を含めたさーサービスの宣伝を集中的に行なうやり方がとても勉強になりました。
この三点のうち、一つ目の人海戦術は単純には真似できませんが、それぞれの役割分担と対応シュミレーションについてはいろいろと応用できそうです。
残り二つについてもまずできるところから、自分の仕事などに活用してみます。f:id:pockkun:20140915184656j:plain